心身の健康を守るハレイワの大きな石

ハレイワのアリイビーチの入り口を越え、
もう少しWaianaeマウンテンの方に車を進めると
右手に「どうぞ入ってください」とでもいうように
ゲートが空けてある広場があります。


時間制限でオープンしている公園ですが、
（夜は閉まっている）
そこにある岩が今注目されているようなので、
書くことにしました。


実は、しばらく忘れていたんです、この岩の存在を。
しかし先日、
清美と真美がハワイに遊びにきてくれた時に、
「大谷選手が拝んだ岩に行きたいから連れてってくれる？」と
リクエストされ、久しぶりに行ってみることにしました。

この岩を最初に意識したのは、
１０年前くらいになるでしょうか？


バースストーンでハワイ通の方には精通しているクカニロコ。
そこの守り役の年長者が、
小学生の屋外授業をするというイベントがありました。


その当時、夢中でハワイ文化の温存に勤めていた私は、
そのイベントの招待を受けました。


「この公園、君たちが立っているところ（海辺）の下には
かつての皇族たちの骨が埋まっているんだよ。
ハワイアンは骨にはマナ（力）が宿っていると言われているから
君たちは今、マナを思いっきり、受けていて、
スーパーマンの様に飛んでいけるかもしれないぞ」


などと小学生用の聖地の微笑ましい説明を終えた彼が
私を同じ公園にぽつんとある岩である説明をするから
と、ガイドしてくれました。


思い出す限り書いてみます。


「この岩はね、ラ二イケカネ（記憶の中での名前なので間違ってるかも）と言って、ラニは天国、イケは知恵、カネ（思い出せない、ごめんなさい）タヒチから流れてきた岩なんだ。こんな大きな岩が流れてくるわけないなどと思ってるかもしれないが、実際、調べてみると、軽石なんで、伝説は正しかったとも言える。３点で支えられていて、知恵と心と丹田、３つで支えられているということで、バランスがものすごく良い象徴で、人々の心身の健康を守るとも言われてきた岩なんだ。私が子供の頃、おじさんに連れてきてもらい、こっちから岩を回ると効能があるからと言われたんだが、へそ曲がりな私は、逆回りをした（笑）。数年前に岩の真ん中から木が生えてきてしまい、根からとるか、木を切るかで協議され、根から取ると岩が壊れるかもしれないと、切ることにしたんだ」


その岩の説明が終わると、
その先にある海まで歩いていき、、、


「ここは、クカニロコで王になる為に生まれてきた子供を出産した妊婦が担ぎ込まれて、オロを洗った場所なんだ。昔も今も変わらないままこの海が残っているんだ」と。

こんな素敵な話を聞かされて以来、
ハワイは私にとってより愛らしく素敵で
​離れられない場所になりました



ではまた次回まで