キャプテン・ハレイワとハンバーガーの戦い

キャプテンアメリカの間違えじゃないのって？

いやいや、存在していたんですよ
キャプテンハレイワという人物が！

で、驚くことに、
その人のお陰で今の昔懐かしい感じの
ハレイワタウンが存在している、という話を
昨日、シュガーミールにある
アイランドフィンデザインのオーナーから
聞き、調べてみました。


そこまで繋がるためには
少しハレイワの歴史を語らなければなりません。


実は、今みなさんが観光で訪れている
ハレイワの街はもともと
サトウキビで働いている人たちの為の
商店街でした。


ほとんどが日本人経営のお店で
例を挙げると、


みうらさんは仕立て屋さん
イサカさんは肉屋さん
青木さんは、何だったけな、
確か食料品屋さん、
（お店の片隅で日本から持ってきた機会を使って
かき氷を売り出したのが
ハレイワがシェイブアイスで有名になったきっかけ）
フジオカという食料品店もありました


そして
それだけでなく
サトウキビ畑で働く労働者のリクリエーションになる
映画館があったんです！！！

今、ちょうどマクドナルドと
サーフショップがある辺りです。


多くの人に愛され利用されていた映画館は
サトウキビ産業の収縮と
建物が古くなってきたために、
徐々に映画館は使われなくなりました。


そのうち
映画館は、ノースのサーファーたちの溜まり場。
金曜の夜のサーフムービーが流されていたということです。


当時のことを語ってくれた人の言葉によれば


「とにかく館内は映画の画面さえも見えないくらい黙々と煙に覆われていたよ、みんな当時（今もハワイでは）違法の草を映画を見ながら吸っていたんだよな（笑）。俺もなんの映画をやってたかなんて全く覚えてないよ（笑）」


しかし、その映画館に
1983年１１月１０日の朝、
突然（本当に突然）
レッキングボールが現れた。


そしてガーン！

シアターの解体が始まってしまったのです。


本当に本当に
予告なしだったそうで、
後からわかった話では
役所への届け出もなかったそうです！！


大切な建物を守ろうと
やってきたのが
キャプテンハレイワ


解体を阻止しようと
頑張ったのですが
警察に捕まり２００ドルの罰金を支払う羽目に


とはいえ
彼のお陰で
「ハレイワは昔のままに守られるべきだ」と
建物の高さとか色とか
看板の規定とかがあり


だから


ノストラジックな雰囲気の
ハレイワが今でも存在しているのです。


ちなみに映画館が破壊された理由は
オーナーがマクドナルドに権利を譲ったから


そう


ハンバーガーと
キャプテンハレイワの戦い


ということだったわけです（笑）


面白いですよね、
一般人の見たことから歴史を探ると言うのは
良い機会に恵まれました


それではみなさん、
良い１日をお過ごしください


アロハ！